今回、北京オリンピック平泳ぎ100・200メートルの代表出場を決めた末永雄太選手
八王子の法政大学を卒業しても、未だ八王子に住みオリンピックに向けてのトレーニングをする毎日。世間では同じ種目の北島康介選手への期待が大きくなる昨今、空間都市『八王子』は末永雄太を強く推薦します!がんばれ末永雄太!
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| 末永雄太選手プロフィール |
| 種 目 |
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平泳ぎ |
| 身長・体重 |
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179cm、71kg |
| 生年月日 |
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1985年4月7日 |
| 所 属 |
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法政大学から
チーム・アリーナ |
| 現在、八王子市に在住 |
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――まずはこの度、北京オリンピック代表、
おめでとうございます。
「ありがとうございます。」
――今のお気持ちは?
「うれしいです。でも色々ありました。僕は今年の4月に法政大学を卒業したんですが、昨年の9月の大学最後の試合が終わった時、一回引退しようと思ったんですよ。でも4月にオリンピック選考会があるし、オリンピックに出てみたいっていう夢があったんで、それに向けて水泳をやめたくないなっていう気持ちがまた出てきて。引退予定だったから就職も決まっていたんですよ、僕(笑)」
――あ、そうなんですか。
「デサントと言うスポーツメーカーなのですが、最初の予定では4月から新入社員として仕事をしなければいけなかったんですが、でも4月は試合じゃないですか。悩んだんですけれど、水泳を続けたいと会社に相談したら、それならやってみろと返事を頂いて、会社のチームである『チーム・アリーナ』に入れてもらったんです。」
――いい会社ですね。
「そうですね、でもプレッシャーもすごかったです(笑)。4月は前半と後半に試合があって、その時の僕の同期は新入社員研修を受けていたんですよ。僕は何もしないで水泳だけをやらせてもらって。だからいけなかったらマジどうしようみたいな。『(水泳を続けて)いいよ』といってくれた上司の方も社長に頼んで僕を泳がせてくれているから、『オリンピックに行けるって言ったのに行けなかったじゃねぇか』とその上司も言われるだろうし、僕も『研修免除した意味がないじゃないか』って言われるんじゃないかって思っていましたので。」
――そのプレッシャーはすごい(笑)
「ほんと4月の試合でオリンピックが駄目だったら、次の日から即仕事だったですよ。だから選手として最後の試合になるかもしれない、4月の試合は悔いを残したくないと思っていました。あの時こうしていればいけたかもしれないっていう後悔を絶対に一つも作らない事を思って、一日一日を大事にして練習をしていって、納得ができるように毎日の練習をしていきました。」
――オリンピックへの自信はあったのですか?
「自信というか、大学4年が終わった時の日本ランキングっていうのが、2位と3位だったんですよ、100メートルと200メートルで。でも、両方ともベストタイムでもオリンピックにいける標準記録を切っていなくって。だからベストタイムを出さないとオリンピックには行けなかったんですけど、まぁ一応2、3位と良い位置にいるし、まだ自分の可能性があるんじゃないかなって思って会社にもお願いをしたんです。結果が出せてよかったです、うん。」
――でも、そんな大一番で自己ベストを出すというのは、簡単なことではないですよね。どのくらい縮めたのですか?
「200メートルでは2秒4くらい一気にベストを縮めました」
――それはすごいですね。ではオリンピックでも、昔の岩崎恭子さんのように自己ベストの更新は期待できますね。
「今回は正直ベストを出す自信はあったのですけど、まぁここまで出るとは思っていなかったです。今回は4月の大会まですごく良い練習が出来て、絶対にベストを出してオリンピックに行けるだろうっていう自信が持てる練習をやり遂げて大会に臨めたんで、結果が出たと思っています。だから同じ様に練習をつめて、オリンピックにも繋げれば、まぁ同じ様な結果がついてくるかなっとは思っていますけど。」
――会社の方も応援しているのでしょうね。
「ありがたいですよね。特に僕が4月も泳げる方向に会社に話してくれた上司は大学のOBなのです。正直、上司でもあり先輩でもあるので、檄とかをいつも飛ばされるとすごく怖かったのですが、オリンピックが決まった時には、その先輩が本当に一番喜んでくれて、初めてその会心の笑顔というか、その人が本当に嬉しそうな顔をして喜んでいる姿を初めて見て、ありがたい気持ちでいっぱいでした。」
――末永選手の平泳ぎには、あの北島康介選手がいますね。
「やるからには誰が相手でも勝つつもりでいます。ただ、この間の選考会で僕は自己ベストタイムを出しても康介さんに勝つことが出来ず2位だったのです。なので今のままのベストでは康介さんに勝つ事は出来ないので、僕がステップアップをしないと絶対にいけない。だから、それだけの練習を自分がした時に本当に勝つぞって思えるだろうし、思わなきゃいけないと思うんで。今はもちろん勝ちたいと思っていますけど『勝ちたい』じゃなくって『勝つ』って思うには、もっと練習をして自信に変えていかなければいけないと思っています。」
――やはり本番へのプレッシャーはありますか。
「まぁ、もちろん緊張するんですけど、でも例えばオリンピックであってもそのオリンピック選考会でもあっても、もっと小規模な試合であっても同じ試合ですし、自分がその時に持てる力を全部出すのが試合だと思っているんで。逆にオリンピックなんだ、選考会なんだっていう普段とは別のプレッシャーを持ってしまったら、ガチガチになって結果はでないと思っています。だから特別ではなく、いつもの試合と同じ感覚で臨もうと思っています。」
――なるほど。では北京でやってみたいことはありますか?
「やってみたいことと言うか、コースでの紹介の時には大学の方向と応援に来てくれている人にねっ、まずはこうやってやんないと(右写真参照)。その時、カメラがあるかはわからないですけれど、必ずやります」
――うん、楽しみにしています。
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